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「夜職から昼職へ転職がしたいけど、なにから始めたら良いかわからない…」
そう思ったことはありませんか?
夜職をしている方の中には、漠然とした理由で昼職への転職を考えている人もいると思います。
今回のこのコラムでは、夜職から昼職を目指す方にお仕事探しのポイントからおすすめの職種、履歴書の書き方までを解説しています。
昼職へ転職!夜職出身者必見の転職ガイド
目次
1.夜職から昼職へ転職するにあたっての3つのポイントと注意点
「入社したら大変なブラック企業だった…」というのは誰しも避けたいはず。
これから紹介する3つのポイントはそんな事にならないために気を付けるべきポイントです。もちろんすべて当てはまるものじゃないとダメ!というわけではありません。
より良い転職をしたい!と思っている方は、参考にしながらお仕事を探してみてください。
Point1元夜職の強みを活かせる仕事か
面接で自己PRは必須。自分の強みをしっかり理解しアピールするのが大切です。
夜職でお仕事をしていた方は基本的に「コミュニケーション能力」や「対応力」などが高い方が多く、そういった強みを活かせる職業を選ぶとグッと転職活動がスムーズに行きます。また、面接の際にはしっかりアピールしましょう。
Point2この先、役に立つスキルが得られるのか
今回、夜職から昼職へ転職しても、この先転職する機会はきっとあります。漠然と転職を考え「やりたいことがない」「興味はあるけど悩んでしまう」という方は、「資格が取れる」「今後も経験としてプラスになる」など、今後職場や仕事内容が変わっても活かせることを身につけられる職種を選んでみてください。
Point3収入面や待遇面について
夜職から昼職へ転職をする際「昼職の方が楽そう」「安定した生活を送れる」といった思いから「とりあえず昼職に就きたい」と考える方は多くいます。確かに、夜職から昼職に就くことで、勤務時間や収入など一定になります。しかし業務内容や負担、福利厚生は職場によって異なります。自分の望む生活とお仕事のやりがい、今後のキャリアなどをしっかり考慮し転職をしましょう。せっかく昼職に転職してもすぐ辞めてしまっては意味がありません。ただ一方で、給与や待遇ばかりを重視していると自分に合った仕事を探しにくくなるため、勤務条件はどうしても譲れないポイントに絞りましょう。
2.夜職出身者にオススメのお仕事
夜職出身者の方が転職を成功させるには、未経験の方でも活躍しやすいお仕事を選ぶのが重要。その中でも、自分の強みや身につけたいスキルと合わせて選びましょう。
ここでは、具体的な例を挙げているのでぜひチェックしてください。
営業職
営業職は、自社の商品やサービスを提案し、購入してもらい自社の売上に貢献するお仕事。そのため高いコミュニケーション力が求められます。難易度の高そうな仕事ですが、夜職経験者なら大丈夫。理由としては夜職の仕事内容が営業と似ており、自然に営業力が身についている方が多いため、自分のスキルを活かせるでしょう。
さらに、営業職は業務に必須の資格があまりなく、経験を問わないことが多く人物評価・意欲を重視した採用が多いです。
また、企業によってはインセンティブ制度を導入しているところもあるので、収入面も自分の頑張り次第で上げていける職業です。
接客業
接客業とは、いわゆるアパレルや携帯ショップの販売員やエステティシャンなどの、業種に関係なく、お店を訪れたお客様の案内やおもてなしをするお仕事のことです。
接客業で大切なのは、お客様に心地よく過ごしていただくことです。そのため、コミュニケーション能力や社交性の高さが求められます。夜職で身についた対話能力を活かせる仕事です。
接客業も営業職と同様に、資格や今までのキャリアを問われることが少ない仕事の一つです。さらに、マネージャーや店長クラスになると売上げ・予算の管理のほか、在庫管理・販促企画の立案など、幅広い業務を担当できるので、スキルアップが可能です。
IT系専門職
エンジニアやプログラマといったIT系の仕事はスキルや経験が必要に感じますが、未経験でも働ける職場も多くあります。近年では、情報技術の発展によりIT業界の需要は非常に高まっており、常に人手不足の企業が多いです。さらに、未経験OKの場合の多くは研修サポートがあるため安心してお仕事を始められます。
趣味やプライベートでパソコンを触るのが好きな方や、これから手に職をつけて働きたいという方にはピッタリです。
3.履歴書の書き方・例文集
夜職経験の伝え方
経歴を隠すのはNG
「夜職のアルバイト経験しかない」「夜職を転々としている」といった場合であっても、職歴として書けるものは記載しましょう。
書類で不採用になるのを恐れ、夜職の経験を隠したいと思うかもしれませんが、応募書類を偽った場合、面接時や入社後にバレてしまう可能性があります。後から困らないよう、経歴は正直に書きましょう。
正社員とアルバイト両方経験ある人は、基本的には正社員のみの記入で問題ありません。ただしアルバイト歴が長く、書かないことで大幅な空白期間ができてしまう場合は、記載することをおすすめします。
夜職経験の適切な伝え方について
夜職の経験を採用担当者へ伝えるタイミングは、履歴書と面接の2つです。
どのタイミングで伝えても良いですが、履歴書に記入する際は「飲食業」「接客業」「サービス業」などと記載をしましょう。
いきなり夜職で働いていたことを明らかにすると、書類選考で不採用になる可能性があります。書類選考を通過し、面接の際に口頭で伝えた方が印象は良いでしょう。
面接官の反応を見つつ、夜職時代の実績や強みなどアピールをしましょう。
大切なポイント
職歴や学歴はもちろん見られますが、未経験者の採用の際には志望動機や自己PRといった部分から考え方や価値観を把握しようと考える採用担当者が多いです。そのため、志望動機や自己PRの記載はしっかり丁寧に行いましょう。
履歴書の書き方
履歴書で最も重要なのは「自己PR」ですが、書き方に悩む方が多い項目です。今まで夜職やアルバイト経験のみだと「書くことがない」となりがちですが、『コミュニケーション能力』や『対応力』といった実際に夜職のお仕事の中で強みにしていた部分を自己PRとして打ち出しましょう。
自己PRのまとめ方
一般的に100~200文字程度にまとめるのが良いとされています。
注意するのはこの3点
① 企業の求める人材に合わせた内容にする
業種や職種、会社雰囲気によって求められる人材は異なります。
自己分析と合わせて、企業分析もしましょう。
② 結論から書く
アピールポイントを簡潔にまとめ、読みやすい文章を心掛けましょう。
③ 根拠になるエピソードを書く
実績だけではなく、成功に至るまでの過程や努力の内容と具体性の強いエピソードも記載しましょう。
実際に例文をご用意しました。経験とマッチするようであれば参考にしてみてください。
例文①
私の強みは、初対面の方ともすぐに打ち解けることのできるコミュニケーション能力です。
前職のサービス業では幅広い年代、性質の方が多くご来店していた為、様々な方と会話する機会が多くありました。
それぞれに合った居心地の良い空間を提供するために、若い方には親しみやすく年配の方には尊敬をもって接するなど相手に合わせた接客を心掛けました。その結果、リピート率は70%以上を記録。
貴社でも、積極的にコミュニケーションを取れるという能力を活かし新規開拓に取り組んでいきたいです。
例文②
私の長所は、相手の要求を察知しサービスに反映する対応力です。
飲食店勤務時、リピーターではあるものの心を開いてくださらないお客様がいらっしゃいました。
お客様の満足点、不満点それぞれあるのではと思い、席につかせていただく度に少しずつヒアリングをしました。
その結果「他のお客さんやスタッフとも話してみたい」という希望があり、他のお客様やスタッフと話せるキッカケを作るよう心がけました。
その結果、満足度がさらに上がり退職の際も惜しんでいただけるほど私自身の事を気に入ってくださいました。
根気強くコミュニケーションを取れることは私の強みであり、貴社の『既存のお客様を大切にする』という社風の中で活かせると考えています。
志望動機のまとめ方
昼職への転職は、ほとんどの場合で未経験への業界・職種への応募になります。
意欲や憧れは大切ですが、それだけでは選考通過は難しいです。業界が違っていても、前職との関連性や、活かせる実務能力をアピールしましょう。
実際に、営業職の志望動機例文を2つご用意いたしました。ぜひ参考にしてみてください。
例文①
前職の飲食店で培った対応力と向上心が貴社で活かせると思い、志望しました。
お客様との会話から得た情報はそんなお客様でも必ずメモをし、お客様の好みや特性を捉えた接客を徹底しました。
私のファンになってくれるお客様を獲得と、頑張った分だけお給料が上がり、自分の成長にも繋がる環境を非常に魅力に感じて仕事をしていました。
今後は、今までと違うビジネスの場での営業職として、これまで培った経験を活かすと同時に、日々精進しながら1日でも早くお役に立てるよう努力していきたいと思っております。
例文②
目標への意識と分析能力を進められる部分が活かせると思い、志望しました。
前職では、当時難しいとされた月200万円以上の売上を維持することを目標にしていました。簡単ではなかったですが、目標を達成するにあたって自分に何が足りないのかを分析・明確化し、売上の期限から逆算して売上と行動までを細かく短期目標として設定。
月間目標の達成に向け、お客様との関係構築や新規顧客獲得数を管理しつつ日々の業務に取り組みました。その結果、常に成績上位をキープできるまでに売上が安定。
今後、これまでの経験と仕事への積極性と粘り強さを活かし、貴社で営業職として活躍していきたいと思います。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか?
夜職から昼職に転職を目指す中、不安を抱えている方も多くいるかと思います。
転職を成功させるためには、これまでに培ったコミュニケーション能力と人物面や仕事への姿勢を評価してもらう必要があります。
ただそれらは、基本的に一般的な転職活動と大きく変わりはありません。
あまり気負わず、あなたの良さをアピールしてください。
私たち『昼ナビ』では、夜職から昼職への転職専門サービスを提供しています。
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ぜひ、お気軽にご相談ください。